2019-02-02

時間




人付き合いは、狭く深い方だと思う。

長い人は、本当に長い。



リリースツアーが終わって、やっと私も新年が明けました。

実家で少しゆっくりも出来た。

その間、出来たアルバムを誰に持って行こうか考えたりしてた。

それで、小学校の頃の校長先生が、今京都の修道院にいるので、

思い切って連絡を取ってみた。 

先生はシスターで、大きくて立派な修道院にいるから、

ちゃんと繋げてもらえるか緊張したけど、

やっぱり何度かたらい回しにされたものの、

やっと電話の向こうから先生の声が聞こえた時は、思わず声が弾けた。

先生の声も、なんだか少女のように弾んでいて、

「 じゃあね明日、駅前でランチを食べましょう!」って、女学生みたいに約束して、

90歳とは思えないくらい、キラキラした声だった。

先生に会えるのは、目黒の修道院で5年くらい前に会って以来で、

あれから私はちゃんと音楽を続けて、

今回やっとCDができたことを知ってもらいたかった。

その前に会ったのは、DewがMステに出ることになる少し前で、

出番の前に突然「先生!今からテレビに出るから観ててくださいっ!」って電話して、

びっくりさせたこともあったなぁ。

少し離れた場所から、いつも見守られてる気がする。



小学校の頃、庭に咲いた牡丹の花を母親が「校長先生に」って新聞紙に包んでくれて、

それを先生がすごく喜んでくれた。

校長室の出窓に飾ってくれて、花びらが全部無くなるまで、

水を替え、水を替え、長いあいだ飾ってくれていた。


先生にとっては、私はずっと小学生のままだし、

私にとっては、ずっと偉大な人。



けれど今は、完璧な聖人のように見ているわけではなくて、

校長先生の前に、一人のシスターであって、その前に一人の女性であって、

その前に一人の人間であることを、大人になってお会いする度に気づかされる。

私との時間は、先生の人生の4分の1にも満たない。

到底追いつけないし、追い越そうとも思わないけれど、

先生の時間と、私の時間が時々こうやって交差することが嬉しい。

その時だけは、同じ時間が流れてるような気がする。


駅前の静かなカフェで、オムライスとナポリタンスパゲティーを二人で頬張った。

また会う約束もした。

必ず会えると思う。






2019-01-21

まだ





まだまだ全然これからだから、しんみり浸ってる場合じゃないのだけれど、


アルバムのリリースツアーを迎えることが出来て


節目の時だし、いい機会だし、ありがとうがとても言いたい。


アルバムを楽しみに待ってくれていた方たちにはもちろんなんだけど、


ギターを練習する場所を提供してくれたり、


PAをやってくれたり、映像を撮ってつくってくれたり、


写真を撮ってくれたり、音を録ってくれたり、


ギターを教えてくれたり、一緒に弾いてくれたり、


歌をうたってくれたり、


髪を切ってくれたり、


そんなふうにワクワクする方へ導いてくれた人たちがたくさんいる。


私もそんな世界と精一杯関わっていけたらと思う。


まだまだまだまだ、どこまでも行こう。


まだ見たことのない世界が待っているかもしれないのに。





2019-01-20

誇り




もう20日になった。


リリースパーティー初日が終わって、


この7年ほど、胸の中にそっと持ち続けた情熱が形になった夜は


あっという間だったように思える。


そう、まだまだこれからなんだってことなんだと思う。


更に、先に続く道が開けた感じがしました。


あぁ、長いな人生! 私まだ、33なんだ。 まだまだまだこれからなんだな!


嬉しいよ。


今日はお客さんの笑顔をたくさん見れて、本当嬉しかった。


音楽を届けることが、私の本当の仕事です。 誇りを持とう。



2019-01-12

2019年



寒中お見舞い申し上げます。


年賀状、書かなそうとよく言われるけど、実は毎年書いてます。

そんなに量はないけど。

今年は時間と気力が無さ過ぎて諦めたけど

元旦にありがたいことに何枚か届いて、やっぱり嬉しいなと思いました。

ただ、更に返事を書くのも遅れてしまって、

今年は寒中見舞いになってしまいましたが、

改めて文字にして、気持ちを表すのは良いですね。



最近、本を読むのがすごく良い気分転換になっていて、

この時間が無いとダメなくらいです。

今日は「さよなら、スパイダーマン」という本を読み終えて、

泣けるとは思わなかったから、最後の最後でやられました〜。

複雑な状況とか、受け入れ難い現実を、子供の目線で描いた本なんだけど、

愛する人を失う気持ちとか、愛する気持ちとかを、

主人公の男の子の、子供なりの経験を通して、

一つ一つ理解していくようなそんなお話で、

読んでると、私も一緒になって学んでる気持ちになった。



その前は、星野道夫さんの「長い旅の途上」をずっと読んでいて、

これもすごくよかった。

言葉がスルスル入ってきて、

好きな本に出会うってこう言うことかなって思った。



まだまだ、読書熱は冷めそうにないです。

次は何読もう。。







2018-11-25

official site


オフィシャルサイトを公開しました!

「モーニングサイド」という曲を視聴していただけます。

是非聴いてみてください。

yushimizu -officialwebsite.com 



2018-10-24

君の声に恋してる



最近は 山下達郎を聴いてます。


音楽を聴いて元気になったりすると、

逆に、この瞬間を味わう為に日々色々あるのかなんて思ってしまう。

リズムに酔いしれてると、日々の色々も笑えてくる。


さっきまであんな悩んでたのに、

外で友達の顔見たら、気持ちはケロっとしてしまってて、

なんやねん自分!って可笑しくなっちゃうし。


世界は、悩む暇もくれないみたいです。

心を開いて、耳を澄ましていようと思う。





2018-10-18

「 夜の木の下で 」




先日、ツアーで名古屋を訪れた時、

春奈から「これ古本屋で見つけたから、買っておいたよ」と

湯本香樹実さんの本をもらった。また彼女の本が増えた。

夕方外から帰ってきて、窓を開けて本の続きを読むと、

だんだん神経が落ち着いて、いろんな感覚が戻ってくる気がした。

読み終えたら、自分が学生だった頃のことをポツポツと思い出した。



受験とか、進路相談とか、

そういう節目節目では、自分は何なのかを考えさせられることもあった。

周りには幼稚園から一緒の子もたくさんいて、みんな同じようにみえたけど

そうやって立ち止まった時に初めて、自分だけの道がすっと一本見え始めた。



中三の時、私はカナダの高校に行くと決めたから、

やっぱり周りはとても驚いていたけど、相談しに来る子もいた。

自分はこのままでいいのかなと。



バス停近くにあるスタバで、話を聞いていた。

窓際の席、だんだん西日に染まっていく彼女の顔をずっと見つめながら

何て言ってあげればいいのか考えてた。

「 しみちゃんはいいやん、好きなことできるんやから。」

泣いているのか、瞳が金色に見えた。

その時、突き放されたような気持ちになった。

それは、その友達からということではなくて、

なんか、時間とか運命とか、目に見えないものから。

私は私の道を選んだんだ。


彼女はきっと間違っていなかったと思う。

あの時もちゃんと、選択をしていたんだと思う。

「きっと間違ってないよ」

あの子に言ってあげたいなと、ふと今更思った。


今度また会えた時は、本当の気持ちでいれたらいいな。